「ブログ 日本の固有植物」を覗いていただき有難うございます。
自費出版の「日本の固有植物365日」の発刊を10月にはと、頑張っております。
私は、印刷業界を一生の仕事として選んだのは今から57年前の20歳の時でした。
ひたすら走り続けて、後継者にも恵まれ、長男に後を託すことが出来ました。
10数年前からは、時間にも余裕ができ、妻の趣味の花探索に付き合う時間も多くなりました。
最初はあまり興味もなく、運転手替わりで色々と野山を駆け回っていました。
きれいな花と言えば、バラであり、ユリであった自分が野の花に惹かれるようになったのは、小さなスミレを目の前で見た時でした。
その可愛らしさ、その美しさ、その素朴さは今でも脳裏を離れません。
野山には、自然の中には、こんなにも美しい、可愛らしい花々が咲き乱れるとは。
名古屋の町で生まれ育った私には、その衝撃は計り知れなく大きなものでした。
自然に咲く花の美しさに惹きつけられ、その魅力にどんどんとはまっていきました。
そんな野の花をカメラに収めるようになるには時間もかかりません。次から次と目の前に現れる野の花たちを、次から次へとカメラに収め、次から次へとブログにアップしている毎日へと変わっていきました。
時も過ぎ、気が付いた時には、日本固有の花の多さに、また、感嘆の声を上げる自分がいました。
地球規模で言えば、小さな島国の日本。四季のある日本。南北に細長い日本。火山国の日本。海に囲まれた日本。それらすべてが花達にとっては素晴らしい咲き方が出来る日本でした。そしてまた、独自に進化した花を生み出す住み心地のいい日本でした。
そして2700種にも及ぶ日本固有の花を生み出してきました。
素晴らしい日本の固有植物。妻と2人で撮り貯めた花の数はほんの一握り、400種を超えた所です。それでもこんなに多くの花が世界中で、又、日本でしか見られないと思うとうれしくもなり、誇りにも思えてきます。多くの人々にそんな日本を知ってもらいたくもなってきます。日本の人々にも。また、世界中の人々にも。
そして、自然の豊かな日本に訪れる外国の人々は年々増え続けています。
野の花の豊かな日本も知ってほしい。そんな思いにもあり、この本を出版しようと心に秘めていました。
やっとその時が訪れようとしてきました。10月には出版できるよう準備を進めています。
拙い本ですが、期待して待っていてください。
2019.08.26